彦根城の歴史を簡単にわかりやすく!見所やアクセス情報も!
2017/09/10
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彦根城といえば、「ひこにゃん」が有名ですが、さらに有名なのが、井伊直弼ですかね?いや、井伊直虎でしょう。いや、井伊直政でした。^^;
この彦根城は、滋賀県彦根市金亀町という場所に位置し、別名「金亀城(こんきじょう)」とも呼ばれているそうです。
天守が現存する数少ない城郭として、国宝に指定されている彦根城には、どんな歴史があったのでしょうか?
簡単にわかりやすく、まとめてみますね。^^
また、彦根城に行きたい!という人のために、見所やアクセス情報などもお伝えしていきますよ。
目次
彦根城の勲章
まずは、彦根城のすごさを知ってもらいましょう!^^
彦根城は、現存する天守として、貴重な城郭なのです。
そのために、これまでに様々な勲章(重要文化財として指定)を受けているのです。
その勲章を挙げてみましょうね。^^
国宝5城
数多ある日本のお城の中で、天守が国宝に指定されている城郭は2017年現在で、5つあります。彦根城はそのひとつなのです。いずれも、江戸時代から現存する天守ばかりです。
他の4つのお城は、以下の4城となります。
- 姫路城
- 犬山城
- 松本城
- 松江城(2015年に国宝に指定)
ちょっと前までは、国宝4城と呼ばれていましたが、新たに松江城が加わり、国宝5城に変更されています。
ちなみに、二条城も国宝ではありますが、城郭ではなく、住宅扱いであるため、この国宝5城には含まれません。そうなんですね。^^;
現存天守12城
江戸時代または、それ以前に築かれて、現在まで保存されている天守のことを「現存天守」と呼び、日本には12の城郭が存在します。
彦根城は、その現存天守12城のひとつなのです。
他の現存天守は、以下の11の城ですよ。^^
- 弘前城
- 松本城
- 丸岡城
- 犬山城
- 姫路城
- 松江城
- 備中松山城
- 丸亀城
- 松山城
- 宇和島城
- 高知城
この、現存天守は必ずしも創建当時のまま保存されているものということではなくて、修復などを繰り返しながら、創建当時の状態を維持してきている城郭も含まれます。
彦根城や姫路城は、修復などを繰り返してきた城郭なのです。
重要文化財
天守や櫓、門などの遺構が重要文化財に指定されているお城は2017年現在、27城あります。
圧倒的な多さで、姫路城の74棟をはじめ、松山城、二条城、大坂城などが指定されていて、彦根城も以下の櫓などが指定されていますよ。
- 天秤櫓
- 太鼓門及び続櫓(1棟)
- 西の丸三重櫓及び続櫓(1棟)
- 二の丸佐和口多聞櫓
- 馬屋
様々な100選
彦根城は、様々な100選として以下の指定も受けています。城郭に関する勲章は、大抵は受けているのではないでしょうかね?^^;それだけ、彦根城すごいんです。^^
- 日本100名城
- 美しい日本の歴史的風土100選
- 日本の歴史公園100選
世界文化遺産暫定リスト
暫定リストってなに?って感じですよね?
彦根城は、残念ながら、まだ、正式に、世界遺産登録はされていない状態なのです。姫路城が先に、世界文化遺産登録されてしまい、姫路城との違いを明確にしなければ登録するのが難しいそうです。
かなり厳しいんですね。ユネスコって。^^;
でも、世界に誇る姫路城と互角だということの証にはなるかと思いますけどね。^^
彦根城の歴史とは?
数々の勲章を全て覚えるのは大変だと思いますので、せめて、「国宝5城」だけでも覚えて欲しいですね。日本に5つしかないんですから。^^;
ということで、次は、彦根城の歴史について、簡単にお勉強してみましょうね。
誰がいつ建てたのか?
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徳川四天王のひとり「井伊直政」が関ヶ原の勲功によって、石田三成の居城「佐和山城」を家康から与えられたのが、彦根城のはじまりです。
当初は、佐和山城をそのままの形で、井伊家が引き継ぐ予定だったのですが、豊臣勢力がまだまだ余談を許さない状況でもあったため、豊臣からの守りの拠点として、新たな城を築くよう、家康は直政に命じます。
直政は、三成ゆかりの城が嫌だったため、城を移転することを希望します。
しかし、関ヶ原で受けた鉄砲傷が元で、直政はほどなく亡くなってしまうのです。
そのあとを息子の「井伊直継」が継ぎますが、まだ幼少だったこともあり、家老の木俣守勝が代りに、直政の遺志を継いだのです。
木俣守勝は、移転先を家康と相談して、琵琶湖に浮かぶ彦根山(金亀山 現在の彦根城の場所)に決定したのでした。
そして、いよいよ、1604年(慶長9年)から彦根城の築城が始まったのです。^^
彦根城はツギハギだらけの城だった?
彦根城は、尾張藩や越前藩などの大名たちに手伝いをさせて工事が行われた、いわゆる「天下普請」だったのです。
豊臣からの守りの要として、城を完成させるのが急務だったのでしょうね。徳川の総力をあげて、彦根城の完成を急いだのでした。
そのため、工期短縮と経費削減のために、なんと!各城から、使えるものを再利用するという大胆なことをやっていたのです。^^;
たとえば、京極高次の居城だった大津城の天守、佐和山城の佐和口多門櫓と太鼓櫓門、小谷城からは西ノ丸三重櫓、観音寺城や、どこのものかは不明なものまで、多くの門などが彦根城のために再利用されたのです。^^
ちなみに、時代劇のロケなど使われる「天秤櫓」は、長浜城から再利用されたものらしいですよ。^^;
こうして、様々な再利用(ツギハギ)のもと、1606年(慶長11年)にとりあえず天守など主要な部分が完成し、井伊直継が入城してきたのです。
その後は、大坂冬の陣や夏の陣のため、工事は一時中断されましたが、大阪の陣に勝利した後、工事が再開され、1622年(元和8年)に、城下町を含めた全ての工事が完了し、ここに彦根城が正式に誕生したのです。
いかに、彦根城が対豊臣の要だったか分かりますね。
その後、幕末の大老、井伊直弼の時代まで、幕府の重鎮として大老職を担う逸材を多く輩出してきました。
さらに、明治に入り、廃城令が出された中、彦根城も例外なく取り壊しされていました。しかし、明治天皇が巡行の際に、一緒にお供していた、大隈重信が「これは、残したほうがいいですよ」って天皇に言ってくれたおかげで、取り壊しが中止され、一部は取り壊しが進んでいたものの、そのほとんどがそのまま残されることになったのです。大隈重信さんも取り壊すにはおしいと思ったのでしょうね。ありがたいです。^^
そして、昭和の戦火も免れたため、今日まで、現存する天守として、守られてきたのです。
その貴重な価値が認められ、1952年(昭和27年)、国宝に天守と附櫓及び多聞櫓が指定されたのです。
彦根城の見所は?
(引用元:彦根観光ガイド)
彦根城の見所は天守や櫓門など、多数ありますね。上図を参考に、見所を散策してみてはいかがでしょうか?
- 天守 (てんしゅ)
- 西の丸三重櫓 (にしのまるさんじゅうやぐら)
- 太鼓門櫓 (たいこもんやぐら)
- 天秤櫓 (てんびんやぐら)
- 時報鐘 (じほうしょう)
- 観音台 (かんのんだい)
- 山崎郭(山崎曲輪跡) (やまざきかく)
- 梅林 (ばいりん)
- 馬屋 (うまや)
- 玄宮園 (げんきゅうえん)
- 鳳翔台 (ほうしょうだい)
- 楽々園 (らくらくえん)
- 佐和口多聞櫓 (さわぐちたもんやぐら)
- いろは松
- 埋木舎 (うもれぎのや)
ちなみに、埋木舎は、井伊直弼が青春時代を過ごした場所だそうですよ。「埋木舎」というのも、直弼が命名したとか。^^
彦根城へのアクセス情報
彦根城へ行ってみたくなりました?^^
行ってみたいと思ったあなたに、彦根城までのアクセス方法駐車場情報などをお伝えしますね。^^
ゆっくりと、彦根城を満喫してくださいね。
【住 所】滋賀県彦根市金亀町1-1
【お問合せ】0749-22-2742 彦根城管理事務所
【観覧時間】
- 観覧時間 8:30~17:00
【観覧料】
- 彦根城共通券(玄宮園・開国記念館を含む)一般1,000円 小中学生300円
- 彦根城博物館(開国記念館を含む)一般500円 小中学生250円
【アクセス】
- 電車:JR彦根駅から徒歩10分
- 車 :名神高速道路彦根ICから約10分
【 駐車場 】彦根城内に駐車場有り 1日400円
【MAP】
まとめ
いかがでしたでしょうか?
彦根城の魅力が少しでも伝わったならうれしいですね。^^
ぜひ、国宝の迫力を生で堪能してみてはいかがでしょうか?
井伊の息吹を感じながら、ひこにゃんに会いにいくのも楽しいかもしれませんよ。^^
それでは、今回もありがとうございました。
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