カズオ・イシグロの国籍はなぜ英国?家族や経歴とおすすめ作品も!
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2017年のノーベル文学賞は「カズオ・イシグロ」さんが受賞されました。
村上春樹さんにここ数年、注目が集まっていましたが、残念ながら、今年も逃しました。T-T
ですが、父も母も日本人だけど、なぜか国籍がイギリスという日本人の「カズオ・イシグロ」さんが見事受賞されました。
まずは、おめでとうございます。^^
今回は、ノーベル文学賞を受賞された「カズオ・イシグロ」さんのここが気になる!ということで、おすすめの作品のことや家族のこと、そして、なぜ国籍がイギリスなのかについてまとめてみましたよ。
ぜひ、ごゆっくりとお楽しみくださいね。^^
目次
カズオ・イシグロとはどんな人?
カズオ・イシグロのプロフィールや家族は?
まずは、簡単に、カズオ・イシグロさんのプロフィールと家族についてご紹介しましょう。
(カズオ・イシグロ氏 出典:wikipedia)
- 生年月日:1954年11月8日(62歳)
- 出身地:長崎県長崎市
- 出身大学:1978年、ケント大学英文学科卒業
- 出身大学院:1980年、イースト・アングリア大学大学院創作学科卒業
- 活動期間:1981年~
- 職業:小説家
- 国籍:イギリス
- デビュー作:遠い山なみの光
- 代表作:日の名残り
カズオ・イシグロさんは、長崎で、海洋学者の父・石黒鎮雄さんと母・静子さんの間に生まれました。
ですので、生粋の日本人です。^^;
カズオ・イシグロさんが5歳のとき、お父さんの鎮雄さんが、北海で油田調査をすることになったのをきっかけに、一家でイギリスのサリー州・ギルドフォードに移住したのです。
このため、カズオ・イシグロさんは、幼少からイギリスでの暮らしをすることになったのです。ですので、ほとんど日本語は話せないそうですよ。^^;
なるほど、小さい頃から、英語圏で生活をすれば、日本人であっても、日常会話は英語ですから、日本語なんて忘れてしまいますよね。
文学者になる前は、ミュージシャンを目指していたほどで、デモテープを作って、いくつかのレコード会社に送っていたそうです。
そのまま、音楽の道に進んでいたら、去年ノーベル文学賞を受賞した「ボブ・ディラン」に続いて、2年連続でミュージシャンがノーベル文学賞を受賞していたかも?しれないですね。(笑)
まあ、結果的には、大学院を卒業し、カズオ・イシグロさんは、文学の道を進み始めるのでした。
そして、1981年に、鮮烈に作家デビューを果たすのです。
カズオ・イシグロはなぜイギリス国籍なのか?奥さんはイギリス人?
そんな、カズオ・イシグロさんですが、暮らしは、イギリスでしたが、国籍は、20歳になるまで、日本だったそうです。
ですが、日本の法律上、2重国籍を許さなかったため、日本国籍を放棄し、1982年にイギリスに帰化したとのことです。
そして、1986年、イギリス人のローナ・アン・マクドゥーガルさんとご結婚されました。
カズオ・イシグロの経歴やおすすめ作品は?
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カズオ・イシグロの経歴は?
カズオ・イシグロさんは、1982年に「遠い山なみの光」でデビューを飾ります。
このタイトルは、日本語版のタイトルだそうで、オリジナルは、「女たちの遠い夏」というタイトルでした。
この小説は、イギリスに住む長崎の女性への回想を描いた作品で、王立文学協会賞を受賞し、のちに、9カ国で翻訳されるベストセラーとなったのです。
そして、1986年には、戦前日本人をイメージした「浮世の画家」を出版し、こちらでは、「ウィットブレッド賞」を受賞しています。
両作は、ともに、日本をイメージした作品となっていて、自分にとって重要な国であるが、イメージでしか想像できないため、空想の世界だったと語っています。
ですので、日本人が書いた小説というよりは、日本をイメージした外国人が書いた小説になっているそうですよ。
でも、大事なデビュー作には、日本を題材にした作品を出版してくれたことは、とても嬉しいことですよね。^^
その後、1995年には、大英帝国勲章(オフィサー)、1998年には、フランス芸術文化勲章を受章されています。
そして、2008年には、「タイムズ」紙で、「1945年以降の英文学で最も重要な50人の作家」の一人にも選ばれています。
すごい経歴の人ですよね。
デビューしてから、破竹の勢いっていう感じですよ。^^
そんなカズオ・イシグロさんですが、影響を受けた日本人に、小津安二郎監督や成瀬巳喜男監督などに強く影響を受けたそうです。日本映画に対する思い入れが強かったのです。
そして、現代作家でもっとも注目している作家に、「村上春樹」さんを挙げています。なんとも、村上春樹さんは複雑かもしれませんね。^^;
ですが、素直に、村上春樹さんに注目しているというのは、なんか嬉しいです。^^
来年こそは、村上春樹さんがノーベル文学賞を受賞して欲しいですね。
カズオ・イシグロのオススメ作品は?
カズオ・イシグロさんの作品の特徴は、「違和感」や「むなしさ」という人間がもつ感情を、現在を起点に過去を回想するタイムトリップ的な要素が多いです。
デビュー作の2作も日本という空想のイメージから生み出された作品でした。
そして、その後の作品では、英語圏で最高の文学賞と言われている「ブッカー賞」を受賞した、「日の名残り」。
さらに、音楽家が体験した悪夢を描いた「充たされざる者」や、1920~30年代のロンドンと上海を舞台にした「わたしたちが孤児だったころ」もおすすめです。
そして、臓器提供を目的として生み出されたクローン人間を題材にした「わたしを離さないで」は、映画や舞台化もされて、大きな話題を呼びました。
さらに、2015年に刊行された、最新長編作「忘れられた巨人」。こちらは、ファンタジーの世界を描いています。
息子に会うために、旅に出る老夫婦の物語なのです。
秋の夜長に、カズオ・イシグロワールドに浸ってみるのもいいかもしれませんよ。^^
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、2017年のノーベル文学賞を受賞した「カズオ・イシグロ」さんについてまとめてみました。
日本人ですけど、日本人じゃないとという微妙な立ち位置ですが、列記とした日本人ですので、とても、受賞が嬉しいですね。
来年こそは、村上春樹さんが受賞することを願い、今回はここまでとさせていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。^^
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