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日本フィギュアスケート発祥の地はなぜ五色沼(仙台城三の丸)か? | 日本の歴史わかりやすくもっと知りたい!
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日本フィギュアスケート発祥の地はなぜ五色沼(仙台城三の丸)か?

      2018/02/19


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冬になると気になるのがフィギュアスケートですね。^^

 

日本を代表し、世界王者に君臨している「羽生結弦」選手。

 

そして、羽生選手の先輩である「荒川静香」さん。

 

お二人に共通するのは、仙台出身で高校が東北高校。そして、オリンピックの金メダリスト。

 

このお二人の輝かしい功績は日本にとってはもちろん、地元・仙台にとってもとても誇りです。^^

 

かくいう僕も、仙台在住だったりしますので、とても誇らしいです。(笑)

 

そして、さらに誇らしいのは、日本のフィギュアスケートの発祥仙台の五色沼だと言われているのです。

 

ですが、日本のフィギュアスケート発祥の地とはいえ、スケート自体は仙台よりも前に各地に伝わっていたそうです。

 

それがなぜ、「五色沼」が発祥の地と言われるようになったのでしょうか?

 

気になったので調べてみました。

 

どうぞ、最後までごゆっくりお楽しみくださいね。^^

 

日本にスケートはいつどこに伝わった?

 

日本のフィギュアスケートの発祥の地が五色沼だという理由の前に、日本にスケートがいつどこに伝わったのかをおさらいしておきましょう。

 

文久元年(1861年)箱館に?

スケートが、日本に最初に伝わったとされるのが、文久元年(1861年)、箱館(現在は函館)だと言われています。

 

イギリス人の「トマス・ライト・ブラキストン」という人が、本国から持ち込んだと伝わっています。

 

なんと、幕末にはスケートが日本に伝わっていたんですね。^^;

 

明治10年(1877年)札幌に?

次に、明治10年(1877年)に、札幌農学校のアメリカ人教師の「ブルックス」が本国から持ち込み、滑っていたと伝わっています。

 

明治中期には各地に?

明治中期以降、徐々にスケートが各地に伝わり、かすがい形の下駄スケートや原始スケートが造られたそうですよ。^^

 

子供たちはこぞって、スケートを楽しんだと言われています。

 

子供たちは、今も昔も遊ぶのは大好きですから。

 

氷の上を滑るのって楽しいですよね。^^

 

仙台にはいつ?

仙台には、明治23年(1890年)ころ、仙台に住んでいた外国人がスケートを始めたのが最初だそうです。

 

仙台城の三の丸、大手門前の五色沼には、冬になると氷が張り、恰好のスケートリンクになっていました。五色沼は、仙台市のスケートの中心地だったようですよ。

 

今では、地球温暖化の関係で五色沼に氷が張ってスケートリンクのようになることはなくなりましたが、当時は今よりも寒く、ピーンと氷が張っていたそうです。

 

旧制二高(現・東北大学)の学生などが、靴に国産のスケートを真田紐(さなだひも)でしばりつけて滑っていたと伝わっています。

 

真田紐は、大河ドラマ「真田丸」でも出てきた紐ですね。^^

 

ここでも活躍していたとは。

 

そして、このスケート靴は「仙台スケート」という商品名で売り出され、徐々に普及していったそうですよ。

 

日本フィギュアスケート発祥の地はなぜ五色沼か?

(画像:秋の仙台城三の丸・五色沼

 

おさらいをしてわかるかと思いますが、最初にスケートが伝わったのは仙台というわけでもないですし、ましてや、五色沼が最初ということでもなかったですね。

 

これほど各地でスケートが流行れば、フィギュアスケートやスピードスケートといったスケートをすべっているひとたちもいたことでしょう。

 

ではなぜ、五色沼だったのでしょうか?

 

日本のフィギュアスケートの経緯

画像:五色沼の案内

 

そもそも五色沼では、明治30年(1897年)ころ、アメリカ人のデブィソンという人が子供達にフィギュアスケートを教えていたそうですよ。

 

そして、時は過ぎ、明治38年(1905年)ころ、佐藤幸三・田代三郎という青年が本格的にスケートを五色沼ではじめ、フィギュアスケートもはじめたのでした。

 

その後、二人は旧制二高に進学し、そこで、河久保子朗という青年と出会うのです。

 

河久保子朗氏は、明治42年(1909年)ころ、イギリス人宣教師たちがフィギュアスケートをしているのを見て、すっかり虜になり、佐藤幸三氏、田代三郎氏らと、二高のドイツ語教官ウェルヘル先生にフィギュアスケートの教えを請うようになったのです。

 

このことで、旧制二高生は、輝かしい功績を残しています。

 

そして、河久保子朗氏は「日本に於ける近代スケートの創始者」といわれるようになったのです。

 

五色沼が日本フィギュアスケートの発祥の地?

河久保子朗氏は、外国のフィギュアスケートの紹介などの書籍を翻訳したり、実技の模範演技指導をしたりと、後進の教育にも励みました。

 

そして、日本スケート会を創立したり、日本のスケート界を世界レベルに押し上げていったのです。

 

これらのことで、河久保子朗氏は、日本スケート界最大の功労者となったのです。

 

そして、河久保子朗氏が仙台城・三の丸、五色沼でフィギュアスケートをしていたことから、五色沼が「日本フィギュアスケート発祥の地」となったのでした。

 

その後は、大正12年(1923年)に佐藤幸三氏を会長とする仙台スケート協会が創立され、昭和3年(1928年)の全日本フィギュアコンテスト大会、昭和6年(1931年)のオリンピック予選をかねたフィギュアスケーティング全日本選手権大会などが五色沼で行われました。

 

日本代表を決める重要な開催地にも五色沼が指定されていたんですね。^^

 

羽生結弦・荒川静香のモニュメント

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ときは流れ、平成の時代になり、二人の偉大な功労者が誕生しました。

 

その名も、男性は羽生結弦、女性は荒川静香

 

モニュメントとは?

羽生選手は、2014年のソチオリンピック、荒川静香さんは、2006年トリノオリンピックでそれぞれ金メダルを獲得し、日本中を沸かせました。

 

その輝かしい功績を称え、2017年4月16日、五色沼のすぐそばの仙台市営地下鉄東西線「国際センター駅」前に二人のモニュメントが設置されました。

(画像:荒川静香・羽生結弦モニュメント

 

(画像:羽生結弦選手のモニュメント

 

(画像:荒川静香さんのモニュメント

 

今後も羽生結弦選手は、自身と戦い、更なる高みを目指していくことでしょう。

 

次の平昌オリンピックでも世界の羽生が牙を剥くことでしょう。^^

 

アクセスは?

モニュメントへのアクセスは、仙台市地下鉄東西線・国際センター駅下車すぐ、南1出口前となります。

駅を出たら、すぐありますよ。^^

道路をはさんだ向こう側は五色沼になりますので、ぜひお立ち寄りくださいね。^^

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

今回は、日本フィギュアスケート発祥の地が五色沼である理由について調べてみました。

 

いよいよ平昌オリンピックが2018年2月から始まりますね。

 

羽生結弦選手が「SEIMEI」で4回転ルッツを成功させ、2大会連続金メダルを獲得できるよう応援しましょうね。^^

 

 

2018年2月17日(土)追記

やりましたね~^^

やってくれましたね~^^

さすがですね~^^

われらが「ゆづ」!

圧巻の金メダル!66年ぶりの偉業を達成し、僕たちに、またとてつもない感動をくれました。

ありがとう!羽生結弦選手!

 

 

それでは、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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